うなぎブログ

土用の丑 のこぼれ話

もう20年来のお得意様とのお話です。

その方は店主の高校時代のクラブ仲間だったUさん。20年くらい前から土用丑の鰻丼を必ずお買い上げ頂いて、毎年沢山のうなぎ丼を “器ごと” お持ち帰りされて大勢で食べてくださっています。

そしてある年の事。土用丑のうなぎ丼を器ごとお持ち帰りいただいて、いつも通りにUさんも皆さんと一緒に食べようと丼の蓋を開けてみると・・・

な、な、なんとっ…!

※写真はイメージです。Uさんの丼には “うなぎ” が乗っておらず、 “タレのかかったご飯だけ” だった。(決してドッキリを仕掛けた訳ではありません…)

当然あってはならないことですが、Uさんはうなぎ丼のお預けをくらったにも関わらず、もう一度こちらまで取りに来てくださいました。

その時に見せてくれた大笑いしているUさんの笑顔を見てすごく救われました。心優しい友人です。

そんな話からもう約10年が過ぎましたが、きっとUさんは未だにうなぎ丼の蓋を開けるまで安心できないことでしょう。一生残るトラウマになった、かも?!…なんて思います。(苦笑)
(※いえ、むしろトラウマは私たちの方?!)

過ぎ去った過去の苦い経験ですが、『土用の丑の日』が来るたびに思い出して大笑いすると、仕事の疲れも何処へやら…

Uさん、ありがとうございます。お陰様であの時の失態を教訓に今では厳重チェックをしています。どうぞご安心ください!

関連記事

PAGE TOP